Guinea, Sovereign, Shillings

Private Research
私的研究
既知の文献がない場合は、同人誌に掲載するか「外国コイン研究」に投稿するまでの備忘録。

ヴィクトリア女王戴冠50周年肖像ハーフソブリン金貨の私的バラエティ研究
The discover of Guinea die varieties - Top hair of Anne, second and third draped bust.

1887年銘ハーフソブリン金貨には女王が着用するネックレスの喉元にあるビーズを良くみてみると、極まれに半分ほどの大きさのビーズがあるもの (12.5個) とないもの (12個) が存在します。現時点ではどこのカタログにも掲載されていませんので、この違いが今度の English Gold Coinage vol.2 に掲載されるのか注目しています。
同人誌「英国金貨の世界」 p31 では、詳細に解説していますので併せて参照ください。

アン女王ギニー金貨の私的バラエティ研究
The discover of Guinea die varieties - Top hair of Anne, second and third draped bust.

第3肖像 (Coins of England, S3574) 1714年銘には GRΛTIΛ だけが極印違いとして分類されていますが 1950年刊行「The Milled Coins of England 1662-1946」では肖像の頭頂部から飛び出た毛先が「Single curl」と言及されています。当サイトでは年銘によって毛先の違いに変化がある点に注目して、以下のように分類できると考えています。
同人誌「英国金貨の世界」 p17 では、詳細に解説していますので併せて参照ください。

ジョージ3世スペードギニー金貨の私的バラエティ研究
The discover of Guinea die varieties - George III fifth laurate head. So called Spade guinea.

第5肖像 (Coins of England, S3729) の肖像には前期と後期があり「The Herbert Schneider Collection vol.2」など一部の専門書では区別されています。

また、肖像だけでなく年銘の最初の「1」の形状も、ある年銘を境に前期と後期があり区切りがどこにあるのか調べていましたが調査完了。
同人誌「英国金貨の世界」 p25 にて、肖像と年銘の境を詳細に解説していますので併せて参照ください。

ヴィクトリア若年肖像シリング銀貨のイニシャル研究
The Victoria 2nd head shilling - Trace of removed the w.w. initial.

The English Silver Coinage from 1649 (ESC) では、いくつかの初期の年銘に削除した痕跡が見られる「As last, but without w.w. (Some of the early dates show traces of the w.w. having been removed from the die)」と説明されています。同年号の刻印すべてにこの痕跡がある訳でもないようで、サンプル数が足りないので結論づけられませんがプルーフで使用した肖像極印あるいは打刻用極印を廃棄せずに流用して幾つかの極印が作られているのではないでしょうか？元になっている極印が幾つ作られているのか興味深いと考えています。
調査中、進展していません。

ヴィクトリア女王戴冠50周年肖像シリング銀貨の私的バラエティ研究
The doscover of Victoria Jubilee head shilling die varieties - No loop Q (So called "Ogawa variety") and Loop Q in QUIT.

外国コイン研究 No.6, p70-73 「ヴィクトリア・ジュビリープルーフ・シリング貨の極印違いについて」を踏まえた通常貨の研究。
調査完了、結論としてはプルーフに存在する極印違いは通常貨にも存在している。

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